さらば昨日までの自分 ダークサイドに堕ちた魔法少女・白鳥翔【熱論!Mリーグ】担当記者:花崎圭司

北家・佐々木寿人KONAMI麻雀格闘倶楽部

今回で僕の原稿は9回目となるが、全部読んでいただいた方には、

「こじれた性格」であるというのと、「アイドルオタク」というのはもうバレていると思いますが、

「受験オタク」というのはまだバレてないと思います。

その「受験オタク」の自分にとってこのカードは、待ってました!

そして私の原稿の時に来てくれてありがとう!という対戦なのです。

「第2戦の男」園田賢白鳥翔は同じ慶應義塾大学出身です。

そして園田賢は高校受験界・西の雄、灘高校出身です。

ソノケンは灘中学組。あそこは正直地頭が違う。そのエピソードはまた次の機会に。

一方白鳥は慶應義塾“中等部”出身。

慶応は大学より中高の方がお金がかかると言われ、こちらもエリートなのである。

ここで私が受験生だったとき、

慶応現役女子大生から通信教育を受けていた話をしようと思っていたがこれもまたいつか。

そんなペンは剣よりも強し! 慶応対決が実現した!

しかも園田の異名は「魔法使い」。白鳥の異名は「魔法少女」(今回から)。

こちらの方面でも夢の対決となったのです!

そして開局早々東1局。

瀬戸熊がリーチ!

慶応組の園田はポンテン、白鳥もテンパイを入れ、プッシュプッシュプッシュ!

どちらの慶応が勝つのか?!

だがしかし

瀬戸熊がツモ。親っパネ6000オール!

そのままクマさんは、スタコラサッサッサーのーサー、で逃げ切る。

というわけでこの物語は、クマの一撃で魔法使いと魔法少女はやられたとさ。おしまい。

おまけ。

瀬戸熊プロは、「流れはない」派から「流れはある」派になり、

そこから強くなった、という話を聞いた記憶があります。

そのきっかけはたしか奥様に「流れはあるから」と言われてだったような。

それは置いといて。

「流れはない」派は、「流れは気持ちの問題」。「だから放銃しても問題なし」。

私はどちらの心情もわかるのですが、

「流れはある」派は、流れは「気持ち」の問題じゃなくて、

そのままの意味、「流れ」があるのです。

そして「ある派」「ない派」どちらとも、

負けたのは「流れ」のせいにしていないのは共通しています。

「流れが悪いから負けた」とはいいません。負けは、自分の責任だ、

というのが市井の人とプロの違いでしょう。

さて。

なんかアヤシゲな感じになってきたのでこのへんで。

あ、いや、最後にひとつ。

第2戦、挨拶をして親の瀬戸熊が卓のボタンを押す。

まだ手牌を開く前。

瀬戸熊は微笑していた。

この時、僕は「あ、瀬戸熊さんが勝った」と思ったのです。

これは流れでもなんでもない。ただの感覚です。

そして結果勝ちましたが、文字通りこの話はウルトラ結果論です。

でも僕は瀬戸熊さんに聞きたい。

自分が微笑んでいたことに気づいていましたか?

気づいてても気づいていなくても。

瀬戸熊さんがとてもリラックスした状態で戦っていたのは間違いないはずです。

 

花崎圭司(はなさきけいじ)

放送作家・小説家・シナリオライター。映画化になった二階堂亜樹の半生を描いた漫画「aki」(竹書房刊)の脚本を担当。

(C)AbemaTV

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